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リノベのプロでも所見では気付かないこともあります。(防水工事編)
ようやく冬の到来を感じ始めたみなさま、こんにちは。RENOBEESのトクザトです。
昨日といい、今日も寒い一日となりましたがみなさま、体調崩していませんか? こんな寒い日はよく「今日の夕食は鍋にしようか」なんて考えるお家も多いかと思います。とはいえ、最近の野菜は本当に値段が高い!(;゚Д゚) キャベツなんて1玉400円くらいしますし、白菜も1/4カットでも198円。正直、カゴに入れるのを躊躇してしまいます…。先日もおでんにしようかと思った日があったんですけど、もしかしてハンバーグよりもおでんのほうが高級なんじゃないかと思うくらい合計金額が高いことに気付きました。先日まで米が高いとか報道されてましたが、早く食料品の安定供給できることを祈るばかりです(-_-;)。
「寒い日は鍋」もいいんですが、僕は熱々の「たこ焼き」が大好き。そして寒い日に子どもと一緒にたこ焼きを食べながら過ごす時間にとても幸せを感じます。そんな「たこ焼き」ですら高騰していることをご存じでしょうか?実は年々タコの漁獲量が減っているようで、東京だとマグロよりタコが高いとの声もあるようです。もともと「たこ焼き」は「ラヂオ焼き」という牛すじやこんにゃくを入れたものが発祥といわれ、そこに安価だったタコを入れ始めたことが始まりらしいです。今ではそのタコが高級となり、タコなしたこ焼きがとても売れているとか。僕は好きなたこ焼き屋さんもあるんですが、お手頃で美味しいたこ焼きといえばセブンイレブンの「プレミアムたこ焼き」がおすすめです(*^▽^*)。
まだ食べたことのない方は一度、召し上がってみてください。ビールとも合いますし、ハマると思います! 今日はセブンのたこ焼きで晩酌しようかと思うトクザトでした。
さて、今日はリノベーションやリフォームで特にご要望の多い防水工事のお話をしたいと思います。RENOBEESでは現在、新規の設計を共わない小規模工事(リフォームとなる取替え工事も含め)は対応しておりません。しかし、過去施主様からの依頼であれば、部分リノベをはじめ「お困りごと」の相談は受けさせてもらっています。今回はアーキラボ ラフィットの前身であるトクマサ工業の時に防水工事を施工した過去施主様のお話。
「5年前に工事をしてもらったベランダの防水に不具合が出てる」と連絡がありました。そこで、現場の住宅へ行ってみると防水層の内側に水が入り水膨れとなっていました。
僕はその現象を始めて見たこともあり「いつからこうなりましたか?」と施主様に聞くと「引渡しを受けてから1か月くらいからこうなり始めた」とのこと。なぜ5年も放置していたのかと尋ねると「防水工事は10年保証だからどこまで悪くなるか確認して、悪くなったところはすべて直してほしいから様子を見た」と話されました。
当時の記憶や施工時の写真を見たりしましたが、最初は原因がわかりませんでした。しかし、よくよく現場の状況や施工時写真を確認したところ、防水層への雨水の侵入は防水工事自体の施工ミスではなく新築時から使われていたアルミサッシと雨戸が原因ではないかと判断することができました。沖縄ではコンクリート工事が多いのですが、今回は軽量鉄骨造の建物。そして原因と思われるアルミサッシの外側から雨戸が取り付けられており、僕らが施工した時は室内が見えないように雨戸が閉められていました。それで、アルミサッシの水抜き穴に気付かず施工したことに加え、その雨戸の固定方法が角パイプに穴を開けてボルトで固定されていましたが、その穴と各パイプの先端が雨仕舞されていなかったことで防水層に水が入り水膨れが生じたということでした。
「今回は5年前に依頼があった防水工事の施工ミスではなく既存のアルミサッシと雨戸からの漏水です。防水工事を再度、行ったとしても雨戸を撤去しなければ同じことが起きます。」とお伝えしました。また、建物を建築された会社に問い合わせしようにも、その会社は残念ながら倒産しており施主様も腑に落ちない心持ちだったと思います。
そして、僕は取引きのあるアルミサッシ業者にも協力してもらい、雨戸の撤去と新しい雨戸の制作を依頼し是正工事を行うことにしました(施主負担にて)。雨戸の角パイプは防水施工後に撤去することとし、雨戸を設置する時に防水の部分補修で対処することにしました。
RENOBEESは“Your Dream Our Charenge”を合言葉に、“あなたらしい暮らし”をデザインだけでなく、“住みごこちから想い”までを大切にいたします。
既存建物を工事するとき、当然、念入りに現状調査を行いますがプロでも「まさか!」ということが起きることもあります。リノベでは内部の解体後に起きたりするのですが、今回の防水工事もそのひとつ。リノベーションで既存の建物を工事させてもらうとなぜ、こんな施工がされているのかと疑うこともしばしばありますが、そんな時はどう対応したほうがこの建物にとっていいのか、施主様にとって最良なのかということを考えて工事内容を提案させていただいてます。正直、特に鉄骨造の漏水を止めることはとても難しいです。ここから漏水しているはずと仮定して対応しても漏水が止まらず、「ここじゃなかったらここかな」とシラミつぶしな対処しかできません。それでも住まわれている人にとっては不安でしかないはずです。例えば、体調が悪く「風邪かな」と思い内科に行って薬を処方されても治らず、お医者さんも「この薬が効かなければこれはどうだろう」と別の薬を処方されるということを経験されたことがあると思います。それと同じことで、専門職でも可能性を疑うことから対処方法を探っていきます。
今回の施主様は原因がわかったことで安心されたと思います。ただ、何かしらの不具合に気付いたらなるべく早く、業者へ連絡することが大事です。僕らの会社でもそうですが、不具合が発生しても早期に連絡をいただけなかった場合、補償対象外となるケースがあります。そして、その不具合が施工ミスじゃなかった場合はすべて施主様のご負担となります。これからもずっと住む家なら、体と同じく悪いところは早めに直すということが大事ですね(^_^)
先ほどの病院の話。
そして治らず3か月後、原因は「内科じゃないかもしれません。ちくのう症の疑いがあるので、耳鼻科へ行ってください」と「まさか!」という僕の経験を記させていただきました(^_^;)。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。