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【RENOBEES-eco-】省エネマンションリノベーションの工事が始まりました。
台風6号が過ぎ去り、日常に戻り電気のありがたさを実感しているRENOBEESのカデカルです。県内かなり広い範囲で停電や断水の被害がありましたが、皆さまのお住まいの地域はいかがでしたか?カデカルの住む地域では約3日間停電、防風で何もできず…。もちろんエアコンは使えないので、できるだけ動かず、汗をかかずに過ごせるよう、日中は窓からの明かり、夜はランタンの灯りを頼りに、久しぶりに読書に集中しました。小さいお子さんやペット、介護が必要な方がいるご家庭は大変だったと思います。台風に慣れている沖縄ですが、今回はちょっと油断してしまいました。備えあれば憂いなし。ポータブル電源、お値段は優しくないけど欲しい…。購入への後押しとなる体験談、お待ちしてます!
さて、ここ最近のRENOBEES。省エネリノベのモデルルーム工事が始まりました。内部解体が終わり、スケルトン状態になったところで外の暑さを室内に伝わりにくくするため、断熱材を施工。その際、気密性を高めるため、壁、床、天井、窓枠の隙間をできるだけ少なくする必要があり、施工前に職人さんと入念な打ち合わせを行いました。
断熱性能に加え水気に強く、防露に威力を発揮する発泡プラスチック系の断熱材を使用し、壁と断熱材の間に隙間が出来ないよう、しっかり接着させます。断熱と気密は常にセットで考えます。「断熱」は室内の温度が外の気温に影響されにくくすることで、「気密」は空気の流れを止めて室内の温度を保つこと。隙間ができると、そこから温度差による気流が発生して、空気と一緒に水蒸気が侵入してしまい、結露が発生する原因に。
こちらが断熱材。躯体の下地処理を行い、建物の外部と内部を隔てる床、天井、壁、梁に専用のボンドで施工します。だいぶ硬めのボンド。施工後は圧着して、一定期間養生します。
ところで「気密」と聞くと息苦しいというイメージはありませんか?カデカルも勘違いしていましたが、気密化は、計画的に室内の換気を行うために必要で、高気密にしても、普通の換気装置だと壁に大きな給気口をあけるため、この給気口を閉めない限り、気密性は大幅に下がってしまいます。高断熱、高気密の室内で普通の換気扇を使用すると結露などの原因にもなってしまいます。
RENOBEESのモデルルームでは、窓を閉めてもきれいな空気を計画的に24時間休みなく、気飽き換気装置で室内に取り入れ、冷暖房効果を下げないで換気できる熱交換式換気システムと高効率エアコンを採用。この設備についてはまた次回、改めてご紹介したいと思います。
RENOBEESは、”Your Dream Our Charenge”を合言葉に、”あなたらしい暮らし”をデザインだけではなく、”住み心地から想い”まで大切にします。
住宅性能は総合力が要求されます。沖縄で断熱する場合、本州とは気候がだいぶ違うため、教科書通りの施工だとバランスが悪くなりかえって住環境を不快なものにしてしまう危険性があります。現場や気候に合わせた施工方法が必要と考えています。モデルルームの進捗はこのブログでも報告していきますので、楽しみにしていてくださいね。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。